子供便秘について

子供便秘 は食事の習慣だけでなく、
生活習慣も大きく関係するようになります。
起床して活動を開始し食事をすると、
30分くらいして大腸の動きが活発になり便意を催しますが、
子供便秘 は登校ぎりぎりに起床するために朝食を抜いて、
便意を催さないうちに登校したり、
便意を催しても時間がないため排便を我慢して登校したり
することが重なってくると、排便のリズムが整わず、
そのうち便秘になってきます。

また、子供便秘 は学校で排便することを恥ずかしがって我慢したり、
ダイエットのために食事量が不足していたり、
運動が不足していることでも便秘になります。

子供便秘 は食事の習慣や生活習慣を改善しても治らなければ、
程度に応じて下剤を使ったり、40~60ccの浣腸をすることも
あります。
子供便秘 は甲状腺機能低下症でも起りえますので、
疑いがあれば甲状腺機能の検査をします。

こちらも参考にしてください。
http://allabout.co.jp/children/childrenshealth/subject/msub_diar.htm

便秘とは

便秘とは、便の中の水分が減って硬くなるために便がでにくくなる
ことです。

便秘かどうかは、便の硬さである程度判断できます。
便は健康でも毎日出ないこともあります。

3~4日に1回しか便が出なくても、
便の硬さがやわらかくお腹が張って痛い、
という症状がなければ特に問題はないでしょう。

逆にお腹が張ったり痛がるようであれば、
処置をしてあげる必要があります。
排便のときに肛門が切れて痛がるのも便秘のためと考えられます。

原因

①不規則な食生活(野菜不足などの食物繊維不足)

子供は好き嫌いが多く、お菓子やファ-ストフードなどの
ジャンクフード、肉類中心の欧米化した食生活を続けていると
当然食物繊維不足となり、便秘へと繋がってしまいます。

子供に野菜を食べさせることは難しいですが、
料理を工夫して食べさせたり、野菜以外の食物繊維を
積極的に摂らせてあげましょう。

②水分不足

子供は新陳代謝が良いので、よく汗をかき、
大人以上に水分が必要になってきます。
また子供自身では水分不足だと気付かないことがありますので、
スポーツ時や外出時はもちろん、
日頃から積極的に水分補給を行わせましょう。

③便意をがまんする癖がついたため

小学生は“学校で排便”することが出来ない子供が多いため、
必然的にがまん癖がつき、便秘がちになります(直腸性便秘)。

学校で排便できない理由は、
「恥ずかしい」・「冷やかされる、いじめられる」
・「家と様式が違うため落ち着かない」などが多いようです。

これを解決するのは学校全体、または国全体での対策が必要
になりますのでとても難しいのですが、
毎日規則正しい生活を心がけさせ、
学校で排便しなくてもいいように“毎朝排便する習慣”を
つけさせてあげることも大切かもしれません。

④腹筋が弱いため排便する力が弱い(運動不足)

昔は学校から帰宅したら外で遊んでいる子供が多かったのですが、
いまではテレビゲームやパソコンなどの普及、
塾に通うなどの理由により外で元気に遊んでいる子供は
めっきり減ってしまいました。

また学校でも休み時間に校庭で遊ぶ子供が減り、
運動能力が落ちていることも分かってきました。
昔では考えられなかった子供の運動不足が増えてきているのです。

運動不足⇒腹筋の低下⇒蠕動運動(ぜんどううんどう)の低下
となり便秘になってしまいます。
理由は色々あると思いますし、現代社会では難しいかもしれません
が、やはり子供には積極的に運動をさせてあげられるような環境
を作ってあげましょう。

食事の内容

食事のなかみは大丈夫ですか?
今の子どもたちの好きなものは、どちらかというと柔らかいもの、
タンパク質、脂肪分が多くて、しっかりかんで食べることが
少ないようです。
それらの食品は、消化がよく、大部分が吸収されるので、
カスになって残る量は少しです。
従って、ウンチの量はあまり多くはなりません。
固いウンチで量も少ない、その結果、何日かたまっても平気。

逆にカスになるものが多ければ、
何日もトイレを我慢できないはずです。
カス=食物繊維の多いものは、
丸ごとの豆類、キノコ類、海草、穀物類などです。
(野菜に多いと思われていますが、それほどではありません。)
これらは、以前から日本人の食卓に登場する食品です。
(日本食が健康食として世界的なブームになってきていますが、
日本人が日本食をあまり食べなくなっていることは、
問題かもしれません。)

*繊維分の多い食物とは…

1)いも類:さつまいも、さといも、こんにゃく
2)野菜類:白菜、キャベツ、ピーマン、なす、にら、
  もやし、きゅうり、ごぼう、人参、大根
3)豆 類:大豆、小豆、おから、納豆
4)穀 類:麦飯、コーンフレーク、ポップコーン、オートミール
5)果物類:みかん、オレンジ、あんず、乾燥プラム、パイナップル、メロン
6)きのこ類:しいたけ、しめじ、えのき
7)海草類:わかめ、こんぶ、のり、寒天、ひじき

家庭で出来ること

食物繊維の多い野菜や根菜、海藻類を多く食べさせましょう
水分をたっぷり与えるようにしましょう。
また糖分には便をやわらかくする作用がありますので、
マルツエキス(麦芽糖で出来た水飴状のもの。薬局で手に入ります)
や果汁・砂糖水などを摂るのも良いでしょう。
食べ物では、食物繊維の多い野菜や根菜、海藻類を
多く食べさせましょう。

便秘の時にできる「手当て」は、文字通りお母さんの手を
お腹に当ててなでてあげることです。
昔はお腹の痛いときは、「の」の字を書くようになでることが
一般的な対処でした。
腸の中を便が進む向きが「の」の字(お母さんから見て時計回り)
ですから、理にかなった方法といえるでしょう。

一日に1~2リットル水分を取ると良いといいます。
こまめに水分を取るようにするだけでも、全然便の固さが違います。
また、便意を感じることが多くなります。
毎朝起きたばかりの時に、冷たい水を一杯飲むと腸がとても刺激されて、
便意を催しやすくなります。
まだ腸が活動してないうちに飲むから、刺激されやすいというわけです。
野菜中心の生活に切り替える対策は結構難しいですが、
朝のお水だったら、結構続けられそうです。

家庭で出来る最後の手段としては、イチジク浣腸があります。
これはグリセリンという便をやわらかくする液体を
肛門から入れるものです。
年齢によって使う量が違うので、
薬局で購入する場合年齢を必ず伝えてください。

医療機関にかかるとき

どんな家庭対処をしても直らないときは、
医療機関で内服薬を処方してもらう方がいいでしょう。

他に、診察を受けた方がいい状態は下記の場合です。

*病院に連れて行く場合

・ 乳児に1週間以上の便秘が続く
・ 肛門が切れて出血している
・ 嘔吐したり、吐き気がある。

以上のような場合は、必ず病院に行き、
医師に診断してもらいましょう。